ClohSei® – 自宅・中小企業向けの次亜塩素酸水溶液の生成技術

COVID-19の感染拡大が広まっている最中に開発し始めた次亜塩素酸水溶液の生成技術です。価格の高い装置は一般ユーザーの手が届かない一方、手ごろの価格の小型装置はほとんど10-15%程度の次亜塩素酸水溶液を生成するだけです。一般ユーザーや中小企業にもいい物、かつ、安全性を保てるような思いからタイの独自開発を始めました。ClohSei®は同年に正式に商標を登録されました。弊社の小型技術は、大型装置同様に注入口の水の流量でその場で次亜塩素酸水溶液を生成し、すぐに使用できるような装置です。次亜塩素酸水溶液は人間の体内の免疫システムが生成した殺菌水です。この技術の生成器は食品グレードの原料のみ使用しています。製法については、最初に電力を加えて出来上がった物に酸化剤を入れ、pH値調整を行います。最終出力は9割以上の次亜塩素酸水成分があり、殺菌力は通常の電解水よりも圧倒的に効果があります。

安定濃度・流量依存性なし・流水型の次亜塩素酸水溶液生成装置「ClohSei®

上記に説明したように、弊社の「ClohSei®」技術は流水型で次亜塩素酸水溶液を生成します。同様規模の生成能力がある市場の装置は主に下記の2通りの生成し方になります。

  1. バッチで生成方式 – 一度大量に次亜塩素酸水溶液を生成し、使用する度に使用したい量だけ小分けして使用する形になります。残りの次亜塩素酸水溶液はタンクにためておいて次回の小分けまでそのまま放置します。この方法では、タンクにためている次亜塩素酸水溶液の濃度は時間の経過とともに失っていきます。つまり、殺菌能力も同様に減っていきます。初期に小分けして使用したものの方は殺菌能力が高く、あとで小分けして使用するものは殺菌能力が低下します。安定的な殺菌能力を保つことが難しくなります。それに、使い切ったあと、再度生成するため、また次のバッチが生成するまで待つ時間も必要になり、不便なところがあります。装置の作りが簡単なため、携帯できる機器はほとんどこの方式になる傾向です。
  2. 流量依存性の流水型 – こちらの生成方法は良く使用されています。注入口の流量によって、次亜塩素酸水溶液が生成される流水型の装置ですが、濃度が入ってくる水の流量に依存し、流量が多いと濃度が低く出ます。その一方、流量が少ないと、濃度が高くなります。一定濃度を保ちながら、流量を調整したいと思ってもできません。流水型で便利そうでも、一定濃度で流量を調整できない分はまた不便になります。

弊社の「Clohsei®」は上記の2つの弱点を解決できます。次亜塩素酸水溶液の生成はもちろん流水型で、その場で生成するため、鮮度の高い次亜塩素酸水溶液をご使用いただけます。それに、推薦する流量範囲内なら、濃度が流量に依存せずに一定濃度で流量を調整することができます。推薦流量は1分間当り1.5リットルから5.0リットルまで(1時間当たり90リットルから300リットルまで)の範囲なら、35-55ppmの濃度の次亜塩素酸水溶液が安定的に生成されます。安心してご使用いただけます。

ユーザーは新しいバッチの生成まで待つ必要もなく、濃度を狙って流量の微調整も必要なく、柔軟性のある次亜塩素酸水溶液の生成技術を提供いたします。

ClohSei®のブースターモードで高濃度(ppm)の次亜塩素酸水溶液の生成も可能。

「ClohSei®」技術は安定的に35-55ppmの次亜塩素酸水溶液を生成できますが、高濃度の需要もお応えします。弊社の装置は高濃度生成の「ブースターモード」もあります。臨時に短時間で高濃度の次亜塩素酸水溶液が欲しいユーザーは「ブースターモード」を「ON」するだけで、短時間で70-100ppm濃度の次亜塩素酸水溶液が生成されます。血の多い肉、内臓、葉っぱものの野菜など洗うには最適なモードです。

「ClohSei®」装置の生成野力は少量から最大1日当り7トンまで

この技術は当初から自宅や中小企業様向けに手を届く衛生工場技術として開発されました。通常の推薦生成量は1日当り2.7トンまで(2,700L)設計されていますが、臨時に大量に使用したい時期にも一時的に7トンまで(7,000L)使用することも可能です。しかし、長期に1日7トンずっと使用し続けると、装置の寿命が短くなります。長くご使用していただけるため、最大生成量は1日当り2.7トン(2,700 L)までにご使用するように推薦します.

食材を洗う時には、食材の重量の10倍の水が必要だと言われています。例えば、300リットルの次亜塩素酸水溶液は30キロの食材を洗うことになります。上記の推薦生成能力は1日270キログラムの食材まで洗っていただけますので、自宅・中小企業・レスタランなどに最適な生成能力です。

独自に開発された「ClohSei®」の自動濃度再生技術

「ClohSei®」装置は独自に開発された自動濃度再生システムがあります。通常は、装置が長く未使用状態に置いておくと、装置内の電解水の殺菌能力・濃度が劣化し、また使用しようと思うと、全ての液体を排出し、再度に原料を使用し、新たな電解水を作る必要がある。しかし、弊社の自動濃度再生技術は濃度の劣化を感知し、新たな原料を使用せずに自動的に濃度を再生することができます。

この自動濃度再生技術は、無駄な原料使用をなくすことができます。些細なことでも地球資源の無駄遣いを減らす貢献をいたします。初期投資を抑えたいユーザー様には、このシステムに導入していない機種も提供しています。ご興味のある方は気楽にご連絡ください。

「ClohSei®」の特徴機能

  1. 弊社の装置から生成された次亜塩素酸水溶液は次亜塩素酸成分が通常の電解水より6倍以上あります。
  2. ClohSei®とAquaRiserTMは安定した濃度の次亜塩素酸水溶液を生成し、多少ばらつきはありますが、他の技術と違って流量による濃度連動がなく、ほぼ設定値に近い濃度が出てきます。
  3. 弊社の装置はバッチ生成することがなく、その場で次亜塩素酸水溶液を生成され、流水で使用可能となる装置です。大量に作っておいて使い切ってから再び生成する待つ必要はありません。水道水と同様に継続的に流水型の使用し方ができます。
  4. 危険物取扱はなく、安心して使用していただけます。
  5. 望ましくない副産物がなく、有害物質の残留もありません。
  6. 殺菌や有機物に接触のあと、自動的に水に戻ります。生成技術によって塩水に戻る装置もありますが、弊社の装置は使用後の水の塩分が0.02%以下で、塩水ではなく、淡水基準に満たしています。
  7. 塩素ガスや塩酸などの発生はありません。
  8. 「ClohSei®」の自動濃度再生技術は長期間の未使用状態による濃度劣化問題を防ぎます。装置内の液体を排出する必要もなくなります。それに自動濃度再生する時には新たな原料も使用せずにできます。

下記の表は「ClohSei®」装置と通常の技術の機能比較です。

比較的に低ランニングコストの次亜塩素酸水溶液

タイ市場に販売している殺菌剤に比較すれば、「ClohSei®」技術による次亜塩素酸水溶液は1リットル当たりの使用原価が0.9バーツ程度、最も安い単価の殺菌剤をご使用いただけます。この原価は電気代、水道代、全ての材料を含まれています。

下記の表はタイ市場に反されている殺菌水の原価比較です。

殺菌剤原価(1リットル当たり)
70%のアルコール71.0 THB/L
100ppmの次亜塩素ナトリウム0.10 THB/L
殺菌剤「D」ブランド31.0 THB/L
殺菌剤H 100ppm0.14 THB/L
殺菌剤 MMM47.1 THB/L
殺菌剤 VK352 THB/L
Chlorine Dioxide16.0 THB/L
BKC 80%0.13 THB/L
ClohSei® による次亜塩素酸水溶液0.09 THB/L

ばい菌・ヴィルス・カビなど殺菌効果あり

次亜塩素酸水溶液は人間の体内にある殺菌液体だと認知しています。短い接触時間だけで99.99%のばい菌・ヴィルス・カビの一部を殺菌効果があります。次亜塩素ナトリウムに対して、次亜塩素酸水溶液の方が低濃度(ppm)でも、次亜塩素ナトリウムより殺菌力が高く、有害の残留物質もありません。よって、他の殺菌水と違って、使用後の水洗い工程は不要です。

次亜塩素酸水溶液の使用事例

次亜塩素酸ナトリウムの代わりに、次亜塩素酸水溶液を使用することが可能です。様々な応用に適応できます。日本では、20年間を通して様々な分野に使用し続けている実績があります。ぜひご体感ください。

複数の機種で幅広い流量の需要を対応できる

ClohSei®は小型装置で、1時間当たり36-55ppmの次亜塩素酸水溶液を336リットルまで生成できます。注入口の水の流量は1分間1.5リットルから5リットルまで対応可能です。「自宅」、「飲食店」、「動物病院」などに適しています。装置を長く使用し続けていただくため、1日2.7トン(36-55ppm)まで使用することがお勧めします。このレベルの生成量では、1日270キログラムの食材を洗えますので、一般的な飲食店には十分に使用できる生成能力がある一品商品です。

下記の表はClohSei®の3つ機種の仕様比較です。